テレワークが広がり、自宅で仕事をする機会が増えたことで、より快適な作業環境を整えるための道具が注目されています。その中でも、特に重要なのがキーボードです。長時間のタイピング作業において、使用するキーボードの快適さや疲れにくさは、集中力や生産性に大きな影響を与えます。
今回は、テレワークに最適な「疲れにくいワイヤレスキーボード」を厳選して3つご紹介します。デザインや性能、価格など、さまざまな観点から選んだアイテムをチェックしていきましょう。
1. ロジクール MX Keys

1.1 特徴
ロジクール(Logitech)は、数々のワイヤレスキーボードを販売しているブランドとして広く知られています。その中でも「MX Keys」は、プロフェッショナル向けに設計された高機能ワイヤレスキーボードで、特にテレワーク環境に適しています。MX Keysは、デザインと機能がバランスよく調和した一台です。
このキーボードの最大の特徴は、その打鍵感と快適なタイピング体験です。パンタグラフ式のキーが浅めのストロークを持ちながらもしっかりとした反発力を感じさせ、長時間タイピングしても指や手首に負担がかかりにくい設計となっています。
さらに、MX Keysはバックライト機能を搭載しており、暗い部屋でもキーを見やすく、目の負担を軽減してくれます。バックライトは、手を近づけると自動で点灯するため、便利で省エネです。
1.2 メリットとデメリット
メリット
- 人間工学に基づいたデザイン: 手首への負担を最小限に抑える設計
- 静音設計: 家族や周りの人に迷惑をかけない
- バックライト搭載: 暗い場所でも快適にタイピングできる
- 最大3台接続可能: パソコン、タブレット、スマートフォンに同時に接続でき、簡単に切り替えられる
- フル充電で最大10日間使用可能(バックライトオンの場合)
デメリット
- 価格が高め: 約15,000円程度と高価
- 重い: 比較的重いため、持ち運びには不便
1.3 実際に使ってみた感想
私自身もMX Keysを使ってみて、最も感じたのはそのタイピングの快適さです。手のひらを自然に置ける形状で、長時間使っても手首や指が疲れることが少なく、仕事の効率も向上したと感じました。また、バックライトの調整機能も便利で、暗い部屋でも快適に使えます。
2. HHKB Professional HYBRID Type-S

2.1 特徴
**HHKB(Happy Hacking Keyboard)**は、プログラマーやライター、エンジニアなど、長時間タイピングをする職業の人々に支持されているキーボードです。中でも、HYBRID Type-Sモデルは、ワイヤレス接続が可能なタイプで、特に静かな打鍵音が特徴です。
HHKBの大きな特徴は、そのキー配列と静電容量無接点方式という独自のスイッチです。この方式は、従来のメカニカルスイッチとは異なり、タッチ感が非常に滑らかで、タイピング時の反発力が少ないため、指の負担が非常に少なく、長時間タイピングしても疲れにくいという利点があります。
また、Bluetooth接続とUSB接続の両方に対応しており、複数のデバイスを簡単に切り替えて使うことができます。
2.2 メリットとデメリット
メリット
- 静電容量無接点方式: タイピング時の反発力が少なく、非常に滑らか
- 静音性: タイピング音が非常に静かで、周囲に配慮した作業環境
- コンパクトなサイズ: 狭いデスクスペースでも快適に使える
- 高い耐久性: 長期間の使用でも劣化が少ない
デメリット
- 高価: 約35,000円とかなり高価格
- キー配列が独特: 標準的なキーボードの配列に慣れている人には少し使いづらいかもしれません
2.3 実際に使ってみた感想
HHKBは、キータッチが非常に気持ち良いです。軽いタッチで入力ができるため、指に余計な負担がかかりません。特にプログラミングやライティングなど、長時間タイピングが求められる仕事に向いています。
また、音が静かで周囲に配慮できる点も、家庭内でテレワークをしている人には大きな魅力です。
3. エレコム TK-FBP102

3.1 特徴
エレコムのTK-FBP102は、非常にリーズナブルな価格で手に入るワイヤレスキーボードです。テンキー付きで、事務作業や数字入力が多い方に特におすすめです。このキーボードは、手頃な価格ながらも、打鍵感やデザインに工夫を凝らしており、長時間使用しても疲れにくい設計になっています。
特に、人間工学に基づいた形状やキートップのフィット感が、指を自然な形でサポートし、手首に負担をかけにくくなっています。また、最大10メートルのワイヤレス通信距離があり、自由に動ける点も大きなポイントです。
3.2 メリットとデメリット
メリット
- リーズナブルな価格: 約3,000円というコストパフォーマンスの高さ
- テンキー付き: 数字入力が多い仕事に最適
- 疲れにくい設計: 手首に負担をかけないキー配列
- 省エネ設計: 長時間使用でも電池が長持ち
デメリット
- キータッチがやや軽い: 高級キーボードと比べると打鍵感がシンプル
- バックライト非搭載: 暗い環境では見づらく感じることがある
3.3 実際に使ってみた感想
コストパフォーマンスが非常に高いキーボードで、エクセル作業や事務作業には最適です。打鍵感も悪くなく、長時間使用しても指が疲れにくい設計が気に入りました。
特に、数字入力が多い人にはテンキーが非常に便利で、非常にコスパが良いと思います。
比較表
商品名 | 打鍵感 | 接続方法 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ロジクール MX Keys | 軽快・静音 | Bluetooth・Unifying | 約15,000円 | バックライト・複数接続対応 |
HHKB HYBRID Type-S | 極上 | Bluetooth・USB | 約35,000円 | 静電容量無接点方式 |
エレコム TK-FBP102 | 普通 | Bluetooth | 約3,000円 | テンキー付き |
まとめ
テレワークにおいて、快適なキーボード選びは生産性を大きく左右します。ロジクール MX Keysのような高機能モデルから、エレコム TK-FBP102のようなコスパ重視モデルまで、用途や予算に応じて最適なキーボードを選びましょう。
これらのキーボードを活用することで、長時間のタイピングも快適にこなせ、疲れにくい作業環境が整います。
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